ども、ねこのんです!
トルコリラが大暴落しているFX市場。本日(2018年8月10日)昼過ぎからじわじわ落としていたみたいですが、15時過ぎに19円台から17円台まで大暴落。
前日から20円台を割って怪しい雰囲気だったみたいですが、そのタイミングで損切りできなかった買いポジションの人たちは大損したことでしょう。
新興国はスワップポイントが高いので、スワップ狙いの人も多いのでしょうがこれだけ落ちたらスワップどころじゃないですね。
FXレッスン 基本編2 初心者向け 相場が動く要因を知る。プロトレーダーに倣うがよし
スワップの話は↑この回でもお話しています(=^・・^=)
ねこのんはそんなチャレンジャーなレベルにもないのでトルコリラとか持っていませんが、これだけ落ちた要因は、ECB(欧州中央銀行)が欧州の金融機関が保有しているトルコ関連資産について不安視しているといった報道があったことが大きいようです。
その結果ユーロも下落、全面的にドル高状態になりました。ユーロドルを売り持っていたねこのんは少し儲かりました。ユーロドルも全体的に下落トレンドにありました。
さてさて、そんな直近のニュースもお伝えしつつ、
今回は各通貨の特徴を見ていきたいと思います。
通貨の特徴を知り取引を進めよう
まずはしっかり主要通貨の動きのクセを知っておきましょう。前述したようなトルコリラなどの新興国通貨は取引できないFX会社もあります。
通貨には経済や政治事情で国によって独特の動きを持っています。どんなことがあるとその通貨はどんな動きをするのか理解していきましょう。
日本円(JPY)
まず最初に通貨の表記は日本円だと「JPY」などアルファベット3文字で表されるので覚えておきましょう。
我々日本の「日本円」。まずは一番馴染みがある通貨なのでしっかり見ておきましょう。
超低金利のデフレ通貨
日本円は取引量は米ドル、ユーロについで世界3番目に多い通貨です。同時に世界一の債権国でもあります。
そのため日本円は「リスクオフ」の対象通貨になり、投資の対象から見ると安全な通貨と言うことになります。有事の円買いなんて言葉もありますが、世界的に景気はよくない状態なので、円は基本的に「円高」状態。
日本銀行も金融緩和で金利を下げて円安へ誘導していますが、最近では効果も薄くなっていると言えます。ただ日銀の動向で変動はしやすいので注意しておきましょう。
世界的に景気が良いときは、超低金利の日本円を借りて、高金利の外貨に投資する「キャリートレード」という取引も盛んになります。これによって更に円安に進むこともあります。
日本円の特徴としては、世界的に不景気だと「円高」、逆に好景気や金融緩和などが行われると「円安」といった傾向になります。
米ドル(USD)
世界一の取引量である米ドル(USD)。世界の基軸通貨としても扱われています。
ちなみに基軸通貨とは、世界の為替相場の中心となる通貨のことであり、今は米ドルと言うことです。例えば、日本とアメリカの間での貿易では、支払いに米ドルが使われます。それが日本とブラジルの間での貿易で支払いに使われるのは…ブラジルのレアル?ではなく、米ドルです。他の国でも米ドルが使われています。米ドルの信用度から来るものですね。
自国通貨の弱い途上国でも、米ドルが好んで使われることもよくあります。
それだけ安心な通貨である米ドルでは、国内の景気が良くなったり、金利の引き上げなどもあると、「ドル高」になります。逆に不景気になれば「ドル安」に向かいます。
軍事力の高いアメリカでは戦争やテロなど起きると日本同様に有事のドル買いと言われ「ドル高」になる傾向があります。ただし、2001年の911アメリカ同時多発テロが起きた時はドル売りが起こりドル安になりました。
ユーロ(EUR)
世界大2位の取引量をほこるユーロ(EUR)。ユーロは1国の通貨ではなくヨーロッパのユーロ加盟国(EU)の共通通貨です。
そのため、加盟国1国の経済状況が他の加盟国にも影響が出るとされると価格が変動します。ギリシャ危機などがいい例です。ギリシャ自体大きな国ではないものの大幅なユーロ安になりました。ドイツやフランス、イタリアなど強国の動きはもちろん、加盟国全体の動向をよく見ておく必要がある通貨です。
中東などへのユーロでの投資も多くあるため、世界経済が好調の時は「ユーロ高」となり、リスクオンで買われる傾向が強いです。その分世界的な不景気やEU諸国のでの問題や戦争などで「ユーロ安」となります。
日本円や米ドルに比べると荒い動きをしやすい通貨です。
ポンド(GBP)
ここからは簡単に見ていきましょう。
まずはイギリスの通貨ポンド(GBP)です。投機通貨とも言われ、ユーロ以上に荒く動くのも特徴なので初心者には難しさのある通貨です。
世界的に好景気になればユーロ以上の上がりを見せ「ポンド高」になりやすいです。イギリスのEU脱退のブレグジットでの問題が起きたり、世界的不景気になれば「ポンド安」になります。
豪ドル(AUD)
オーストラリアドル、豪ドル(AUD)と書かれます。
資源国の通貨として有名で高金利でスワップポイント狙いでも買われる通貨です。そのため長期投資でも買われる通貨ですが、中国経済の影響を大きく受けるため、中国経済の景気が良ければ「豪ドル高」、悪いと「豪ドル安」と動きます。輸出国の影響を受けやすい通貨ですね。
原油、鉄鉱石、金など資源の価格と連動することが多く、資源の価格が上昇すれば「豪ドル高」になります。
NDドル(NZD)
ニュージーランドドル、NDドル(NZD)とも書かれます。
こちらも高金利の通貨ですが、産業は酪農が主立っており、キウイ通貨なんて言われたりもします。豪ドル同様に資源国通貨で、中国の経済の影響を同じように受けます。輸出先の経済状況をよく見ておきましょう。
乳製品などの入札の結果、価格が上がると「NDドル高」、下がれば「NDドル安」という動きを見せます。
レッスン基礎4 まとめ
今回お伝えしたのは、基本的な通貨の基本的な動きです。
結果的に自国の調子が良ければその通貨は「通貨高」、悪ければ「通貨安」。
が基本です。しかし周りの状況次第で一概には言えないのでまずは馴染みのある「米ドル/円」あたりの動きを見ながらどんな時にどんな動きをしているのか学んでいきましょう(=^・・^=)では!