FXテクニカル分析!ストキャスティクス!持ち合い相場や利益確定に利用しよう。

どーもーねこのんですー

(=^・・^=)

今日もFXのテクニカル分析のお勉強をしていきたいと思います。

難しそうに見えて意外と単純なのがテクニカル分析。自ら計算して数値を出していこうとすれば大変ですが、すでに計算してくれて見方さえ覚えれば使えるんですから、ありがたいものです。

FXテクニカル分析!MACDは簡単に使えてエントリーのタイミングがわかる!

前回のMACDと同様に有名なテクニカル分析が「ストキャスティクス」。

スポンサーリンク

ストキャスティクス

MACDはMACD線とシグナル線のクロスやグラフの「0」の位置を抜けるかで、エントリーのタイミングをはかれる便利な指標でした。

ストキャスティクスも同様にローソク足チャートとは別に2本の線を利用して、売買のタイミングを掴むことができます。

※外為オンラインチャートより

ストキャスティクスは「買われ過ぎ」、「売られ過ぎ」に着目した指標で、グラフのレートが100に近いほど「買われ過ぎ」、0に近いほど「売られ過ぎ」と判断することができる指標です。

2本のグラフは「%K(パーセントK)」、「%D(パーセントD)」と呼ばれます。

使い方はシンプルで

・「%K」が「%D」を上に抜いた地点が買いシグナル

・「%K」が「%D」を下に抜いた地点が売りシグナル

と判断します。

グラフの0~20くらいの売られ過ぎ圏で買いシグナルがでれば買い。

グラフの80から100くらいの買われ過ぎ圏で売りシグナルがでれば売り。

といった具合に使うのが基本になります。

ダマしが多いストキャスティクス

使い方はとても簡単でわかりやすいですが、やはり注意は必要です。

FXの取引の基本は

順張り

です。

つまり、トレンドに沿った売買を行うことが大切です。実際に勝つ人はやはり順張りがメインに取引を行っています。

しかし、ストキャスティクスを使ってエントリーするということは、

逆張り

でポジションを持つことになるわけです。

「買われ過ぎ」を言い換えれば「買いたい需要が多い」と言えるわけです。買いたい人が多い方向にトレンドはできていくわけなので、順張りが基本と考えるなら買いポジションを持つべきタイミングとも取れます。「売られ過ぎ」も同様です。

結果的にどっちなのだ?という話なのですが、「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」に入ったときは

利益確定

するタイミングと見るのが一番使い方としてよいと言うことです。

すでに持っているポジションが予想通りに動いていったが、ストキャスティクスで「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」に入ったので、そろそろ反転するかもしれないから、利益確定してしまいましょうという使い方です。

エントリーで使いたいならダマしには注意しましょう。

明らかに買いトレンドや売りトレンドがある時は、ストキャスティクスが買いシグナルや売りシグナルを出したとしても、実際は押し目買いや戻り売りなどの対象になり高値安値を更新していってしまいます。

ストキャスティクスでエントリーのタイミングを掴むなら、レンジ相場が作っている時に利用していきましょう。

スローストキャスティクス

ダマしをより警戒するためにも、ストキャスティクスには「ファストストキャスティクス」と「スローストキャスティクス」という2種類が存在します。

ファストストキャスティクスというのは今まで書いてきた「%K、%D」の2本のグラフを使ってみるものです。直感の値動きに敏感に反応するので、早い段階で値動きを捉えることができますが、その分売買シグナルがたくさん出てダマしも多くなるので注意が必要です。

※外為オンラインチャートより

ファストストキャスティクスはそのため使われることは少ない指標であり、通常ら「スローストキャスティクス」を使います。

上記の画像には「%K、%D」に加えて「S#D」という線が出ています。Sと言うのはslowのSです。

そもそもですが…

%Kは、(直近終値-設定期間の安値)÷(設定期間の高値-安値)

%Dは、%Kの設定期間の平均値

Slow%Dは、%Dの設定期間の平均値

%Kとかってどこから来るんだ?って話ですが、上記のように数値が決められて、グラフになっています。

んー正直考えてもややこしいので、とりあえずは難しく考えず、動きのゆったりした%DまたはS%Dをしっかり見ていきましょう。

%DやS%Dがどこをどのように移動しているかで、利食いやエントリーを見極めるのに使います。その中で%Kとクロスしているところなどはより注目して上げるといいですね。

ダイバージェンス

最後にMACDでも紹介したダイバージェンス(ダイバージェンシー)はストキャスティクスでももちろん起きます。

ダイバージェンスは、実際の値動きは高値を更新しているのに、ストキャスティクスなどの指標では高値を下げている、または実際の値動きでは安値を更新しているのに、ストキャスティクスなどの指標では安値を上げている状態のことをいいます。

逆の動きをしているってことですね。

ダイバージェンスが発生したら、トレンドが変わる可能性があることを加味して、利食いをしていくというのが正しい選択と言えます。

そろそろトレンドが変わるかもよ?というサインなので、エントリーに使うのは少し危険です。あくまでポジションの手仕舞に使いましょう。

ストキャスティクス まとめ

レンジ相場のときに利用し、%DやS%D線がどの位置をどう動いているのかを見て、売買の判断、利食いロスカットに活用しましょう。