映画「天気の子」。感想や今感じる世の中のこと。

どうも、ねこのんです。

さて先日、大注目映画、新海誠監督最新作「天気の子」を観てきました。

大ヒットした「君の名は。」も観ていたので、やはり楽しみでしたね。

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天気の子 を観て感じたこと

ネタバレはしない感じで書きたいと思います。内容にそこまで言及するつもりもないです。

ただひとつ、アニメコンテンツの魅力を改めて感じたということです。

「君の名は。」の影響から当然次の新作にあたる「天気の子」は注目され比べられることも必至です。

観るまで感想とかネタバレとか全く見ないようにして映画館にいきました。

平日のレイトショー

まずは、「天気の子」を見たのは月曜日のレイトショー。日中は平日にも関わらず予約がすごく埋まっていました。

まぁ学生が夏休みに入り始めた影響もあると思いますが、さすがですね。

レイトショーでも前列くらい以外ほぼ埋まっていました。中々他の映画では見たことないくらいの混み具合。まぁやはり若い人が多かったです。

音響が良い映画館がいい!

ねこのんも結構音響がいいと言われる映画館で観てきました。「君の名は。」でもそうでしたが、RADWIMPSの音楽や全体のSE(効果音)なども魅力的な映画です。

今回「天気の子」では、やはり雨の音も大事な演出になります。

ねこのん的に雨の音好きだったりするので、音の良い映画館で見たのはより楽しめて正解だったと思います。

もちろん、RADWIMPSの音楽も。RADWIMPSは高校のときから聞いており、社会人になったくらいからあまりきいてなかったですが、「君の名は。」あたりからまた聴くようになりました。

やっぱりいいですね。曲も歌詞も素晴らしい。

100%楽しむためにも映画館の音響を気にしてみても良いと思います。

感想とか

というわけで、ざっくり感想を書いてみたいと思いますが。

もう一回観てみたい。

これです。

「君の名は。」の時よりそう思いました。

面白さで行くと「君の名は。」の方が上だったかもしれません。日本を舞台にしたキラキラした映像美や疾走感などもあるシーンが多く、ストーリー的にも奥深さがあったのはたぶん「君の名は。」です。

ただ映画館でもう一度すぐに観てみたいと思ったのは「天気の子」です。

新海誠監督らしいストーリーと雰囲気で、ヒットした「君の名は。」に寄せる感じもなく好感が持てました。

映像は確かにきれいでしたが、お話の中で映し出される景色は暗い場面も多く、憂鬱な雨を映し出すそんな演出も多いので「君の名は。」の様なキラキラした東京という感じより、東京のドロドロしたようなリアルな感じを映し出していたように思います。

現代のリアルな姿とフィクションが折り重なり、奥深さを感じる作品でした。東京に住んでいる人の方がより親近感はある作品だと思います。

リアルな場面があるからこそ、違和感のあるシーンや設定も無くはなかったですが、あくまでもフィクション。素直に楽しむのがいいですね。

ラストの終わり方も好きでした。単純に晴れてハッピーエンドみたいな感じかと思いそうですが、その辺はさすが単純ではなかったのが個人的には良かったです。なんか新海誠監督っぽい気がします。その後どうなっていくのだろうという想像が膨らみます。

「君の名は。」の登場人物がいたりと、それはそれでどこにいたのかなど観た後も盛り上がれる場面があるのは楽しみが多くて良いですね。

そんな風に話していると、もう一度ストーリー以外の場面も気にしながら観たくなります。

何か映画を観てそれで全て完結というのは違い、考えたくなるメッセージ性がしっかりあるのもまた観たくなる要因ですね。

今の世の中

「天気の子」にはいわゆる世間の「闇」の部分も描かれています。

大都会の現実とでも言えるでしょうか。

「愛にできることはまだあるかい」

なんとなく希望もなく、よくなる気配もない世の中(そもそもよくなるとはなんなのか)と、そんな中起きる凄惨な事件や問題も、何か全て繋がっている気がします。

ただ何か起きたときに世の中の声が非常に反映する時代でもあり、救われることがないとも言えません。

同時に世の中は多くのそういった声を、愛を反映しきれずに、一部の人たちの裕福な生活に使われているのだとも感じます。

日本という恵まれた国であるはずなのに、闇の中で苦しむ人がいる。

もう一歩踏み込んだ行動が、摩擦を生もうが、何かを犠牲にようが、建前でなく本音で生きられる世界になれば、例え雨が降り続いても幸せになれることもあるのかもしれません。

映画「天気の子」。観る価値は十分にあります。