ども、ねこのんです!
今日もFXの基本的なことを学んでいきたいと思います。
FXレッスン 基本編1 初心者向け FXとはなんなのか?円高円安レバレッジなど理解しよう。
↑前回はこちら(=^・・^=)
今回はFXをやるにあたって必要な相場が動く要因について見ていきたいと思います。
為替が動くのはどんな時か
買いでも売りでも稼ぐことができるFXはどっちに動くのか見極めるのが重要になってきます。ファンダメンタルとかテクニカルとか大きく分けるとこの二つで見極めていくことになるわけですが、まずはどちらを使ったとしても知っておくべき基本的な要因をみてみましょう。
外国為替を取引している人たち
外国為替市場は一日に何百兆円と言う金額が動く大きな市場です。
一個人の売り買いなどはほとんど影響しないと言ってもいいほどの巨大な市場だけに、個人の投資家はプロの投資家の動向を読んで為替の動きに乗っていくのが大切になります。
プロの投資家にもタイプがあり一つは「実需筋」といわれるビジネスのために投資をしている人たち。このタイプは貿易業の人たちが多く、例えばアメリカに輸出して稼いだお金を日本円に両替するときに、1ドル100円の時よりも110円の時に替えた方が得になります。
輸入業なら円高の方が安く仕入れられてお得です。ビジネスのために外国為替の取引をしている人たちのことを実需筋といいます。
もう一つが「投機筋」と言われる人たち。こちらはFX自体で儲けを出している人たちのことです。ヘッジファンドや金融機関のトレーダーにあたります。
大きな金額を短期的に売買するので、相場が急変動する原因になることもあります。
これらの人たちが、世界の経済状況を読み取ってどう動くかがFXの相場の動きになると言えます。
政策金利
国の金利は為替の変動に影響を与えます。
政策金利とは「中央銀行」が民間の銀行などに資金を供給する際の金利のことです。
中央銀行は、日本なら日本銀行、アメリカならFRB、ヨーロッパならECBとなります。中央銀行が景気の動向をみて、国内に流通する通貨の供給量を調節するわけですが、その調節の方法が民間銀行への融資の金利というわけです。通貨ペアの金利の差がスワップポイントにもなるのでチェックしておくべきところですね。
特にアメリカのFRBが行う政策金利を決めるFOMC(連邦公開市場委員会)は、年8回行われますが注目度が高いです。
中央銀行が金利を引き上げると…
利上げが起きれば金利の収入も増え、投資のチャンスも増えるため、その通貨の為替レートも上昇することが多いです。
中央銀行が金利を引き下げると…
その国の経済が物価も下落しデフレ傾向と読み取れるため、通貨が下落することが多くなります。
政策金利が上がればレートも上がる、下がればレートも下がる。基本的にはこういった動きになります。
「リスクオフ」と「リスクオン」
前述したとおり、政策金利が上がり景気が良い国には投資のチャンスがありますが、世界経済を見れば景気の良い国と言うのは少なくなっています。日本が悪いけどアメリカは良い…とも言えないですよね。
最近では世界経済がどうなっているか。という全体でみる必要もあります。
世界経済全体が景気が悪いときは、リスクの低い安全な、日本円や米ドル、金といった資産にお金が流れます。このことを「リスクオフ」といいます。
逆に世界経済の景気が良いときは、ハイリスクな新興国の通貨や原油や株といったものが買われます。これを「リスクオン」といいます。
最近では国の景気を良くするために、通貨安を目指す通貨安戦争なんて言葉も聞きます。通貨安が進むことで輸出業が伸びるので好景気になるという傾向もあるためです。
新興国にとっては先進国の通貨安は受け入れがたいものにはなりますね。
経済指標
為替レートを動かす要因には「経済指標」もあります。
前述した「政策金利」もその一つですが、基本的にはアメリカの経済指標を確認することから始めましょう。
米国雇用統計
最重要とも言えるのがこの「米国雇用統計」。
毎月第一金曜日の日本時間22時半(夏時間は21時半)に発表されます。
米国の失業率や雇用者数が改善されれば、利上げもしやすくなります。米国雇用統計にも種類がありますが、特に重要なのは
非農業部門雇用者数
前月から非農業部門の新規の雇用者が20万人以上増えていると景気が良くなっていると判断されます。このとき経済が順調と見れるため政策金利でも利上げされ、ドル高になるというのが基本的な動きです。逆に数字が悪いとドル安になることが多いです。
失業率
これもわかりやすく失業率が減っていれば当然景気は良いと判断され、通貨レートは上がっていきます。悪ければ下がるというのが基本的な動きです。
これらの数字は事前の予想からどの程度の差があったかと言う点も為替の動きを見るときには重要です。
米国GDP(国内総生産)
米国で生み出された付加価値の合計。付加価値とかわかりにくいなーといつも思いますが、単純に生み出された賃金などを除く利益と考えてもいいです。
30円で仕入れた材料を加工して100円にして売れば、付加価値は70円。言う具合です。
1月、4月、7月、10月の後半に四半期ごとの速報値が発表され、2期連続でマイナスになると景気が悪くなっていると見られます。
経済指標だけにとらわれない
他にもさまざまな経済指標がありますが、まずは、政策金利、米国の雇用統計、GDPに注目しておきましょう。
指標がよくなったらから実際のレートが良くなるから買い。という判断ではなく、事前の予想より良くなっているかどうかと言う点が重要になってきます。
事前に予想した範囲ではすでに為替は売買されているものなので、その予想と大きく外れればレートも大きく動くことが多くなります。
実際のレートを見て売買の判断をするようにしましょう。
レッスン基礎2 まとめ
為替はプロがすでに予想立てて大きなお金を動かしているので、米国の動向は意識しながらもきちんとレートをみて判断していきましょう。
何で動いているのかを知っておくのは重要ですね(=^・・^=)では!
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