働き方改革が会社を悪くする?取り組み方を間違えると組織の低迷を招くかも。

ども、ねこのんです!

仕事柄あまり連休はないんですが、今日は平日の連休を過ごしてました。

来月の予定を見ると連休もあれば、3連休まで入っていました。別に希望したわけではありません。

働き改革とかもあってか、休みが増えていますね。まぁありがたいことですが、良いことだけかと言えばそうでもない…

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目先だけの働き方改革の危険性

先に言っておくと、ねこのんの考えとしては会社のために尽くす必要はないと思うし、会社は自分のために利用すればいいと思っています。

だから究極は会社がどうなっても別にいいんですが、自分に影響が出ると困るわけです。

そして、この働き方改革や昨今の労働問題、ブラック企業と思われないように策士する企業の対応…色々なことが重なり働きやすくなればもちろん良いですが、目先の対応だけ進めて働きにくくなってしまう会社も出てきているように思います。

休みが増えたけど…

ここからはねこのんの話も交えていきましょう。

先に述べたように今の会社に入った頃と比べると3年経たないくらいで年間休日数が10日くらい増えた

それで年間休日120日になったって感じですね。まぁ…やっと平均に追い付いたって感じですね。ちなみに土日祝日年始休暇など含めると120日くらいなので、暦通りのお休みの方は120日休みは普通なのです。

まぁ有給なんかも比較的使いやすい環境なので、トータルで見てもかなりお休みは多い感覚があります。

元ブラック勤めとしては破格の休日数…ここだけの話今の半分も休みなかったぜ!休みでも連絡来るし。

と、前職に比べれば全く文句はありません。

その上休日増えているのだから一見とても良い会社に見えます。が

これが会社のパフォーマンスだったら…

労働問題が社会で扱われるようになり、SNSなどでも簡単に問題が表に出るようになり、悪いことはどんどん広まってしまいます。新たな人材として採用したい若い世代は特にネットに敏感なだけに悪い評判は広げたくないですよね。

そんな中で、「休日数増やしてますよー」とか「残業ほぼなくなりましたー」とかアピールできれば、応募が増える可能性もありますよね。

もちろんねこのんの会社も嘘はなくその通り休日数は増えているし問題はありません。でも「休日増やす余裕あるの?」という疑問が生まれます。

ここが働き方改革の落とし穴。

残業に関してもそうですが、働く時間が減るということは今までやっていた業務を減った時間内に終わらせないといけないことになります。

本当の働き方改革のためには減った働く時間を補うために、

・業務の効率化、無駄の排除

・人員の補充

などの見直しが必ず必要になります。

当たり前のことなのですが、実際ねこのんの会社でも休みが増えているだけで、業務内容も人員も変わっていません。むしろ人は減ってるくらいです。

最近徐々に休日が増えてきて、有給の取得も義務化された分、休みの人が非常に多くいます。その負担が出勤者にのし掛かってきます。

忙しかったり、何かトラブルが起きるととても対応しきれなくなることがあります。

その辺どう考えているのだろうか。

動く人の負担が増えている

人が少なくてバタバタして大変という状況が増えていますが、一番の問題はそれも人によって差があるということです。

元々業務レベルにムラがあるなとは感じていました。特にベテランになるほど仕事の範囲が狭く遅い。自分の担当以外は触れないといったスタンスです。

ただ人員が減りそれぞれの担当も人が少なくなっているので、担当外で対応することも増えてきています。しかし、動き方が染み付いているベテランは我関せず状態のままなので、良心的な動いてくれる人にどんどん負荷が偏るようになっています。

お分かりの通り、動いてくれる人は休日が増える前からよく動いて、そもそも仕事量が多いのです。だから今回のように全体のバランスを見ずにただ休日を増やしたり残業を減らすと頑張ってくれる人が大変な思いをするのです。

実際最近はそんなことが多い。ねこのんはゆるりゆるりやってるつもりだけど、サボるのは苦手なのでなんか忙しい。

まぁ前に比べれば…って思いながらやってる感じです。

会社にもデメリットが

ただ、こんな状態でやっていれば会社そのものに打撃をくらいます。

一見休みが増えて残業もないし、良い会社になっているように見えて、その分仕事中がとても忙しい。

必至にやっても終わらなければ先送り先送りになり、生産性が落ちるので当然会社の利益も落ちる。利益が落ちれば余計に人は増やせなくなる。

そんな負のスパイラルに陥ります。

さらには、できる人材が忙しくてもう嫌だとやめてしまう可能性も出てきます。できる人がどんどん減ったら会社はさらに打撃を受けますね。

このようにただただ表面的な働き方改革をしてしまうと会社そのものが崩壊しかねません。

働き方改革=本来のあり方を見直す機会

残業がないのは良いことかと言えば、残業代がないと立ち行かない人もいたりします。

ねこのんも正直もう少し残業させてくれないと会社の給料だけでは厳しいのが本音です。だから副業やってるわけです。

生産性を上げるにしても、休日も大事ですが、給料だって見直すべきです。頑張っても上がらないどころか、生活も苦しくてはやる気なんてでないですよね。

働き方改革というなら、社員が余裕をもって生活までできることを考えていかないといけません。

そこを本気で考えるなら、そもそも今の業務内容、勤務体制、経費管理など全てにおいて見直しが必要なのです。

特に中小企業は一人にかかる負荷が大きいです。一人休むとその他の負担が急激に上がります。

政府も働き方改革を進めるなら、その辺の負担を理解して支援していくくらいじゃないと本当の働き方改革などできません。

さらに見えないところでブラック化が進む企業も増えてしまうことでしょう。

会社頼みにしないで、もっと介入して支援して本来のあるべき姿にしてもらいたいものです。