ども、ねこのんです!
さて今回はFXや株でも欠かせないテクニカル「移動平均線」について、基本的なことを勉強してみたいと思います。
テクニカル分析を学ぶ。おすすめの本も紹介。どう使うべきなのか?
↑あわせてどうぞ。
移動平均線
チャート分析には様々な手法があり、使い方も人によって様々ありますが、色々なテクニカルを学ぶほどに基本的なテクニカルである、「ローソク足」や「移動平均線」というものの重要性がわかってきます。この2つしか見ていない人も居るくらい基本的で、重要な指標であるということです。
移動平均線とは、ある一定期間の価格(基本的に終値)の平均値を結んでいった線のことです。
※外為オンラインチャートより
この移動平均線の動きによって、相場のトレンドが上昇なのか下降なのか停滞しているのか…といった流れが見えやすくなります。
複数の期間の移動平均線を組み合わせて使うことで、売買のタイミングがはかれるというものです。
短期線、中期線、長期線
といった形で、2本または3本の期間の移動平均線を利用して売買のタイミングを見つけていきます。
ゴールデンクロスとデッドクロス
移動平均線を使ったチャート分析として、最も有名なのは「ゴールデンクロス」や「デッドクロス」で売買するというもの。
上の画像でも、赤の短期線が青の長期線を下に抜けていく場所があります。ここを「デッドクロス」と呼んでいます。
「ゴールデンクロス」は逆に短期線が長期線を上に抜けていく場所を指します。
一般的にここのタイミングがトレンドの転換点と取られ、売買のタイミングとされます。
ただし、この定番でわかりやすい指標には「ダマシ」というのも付き物です。短期線が長期線を抜けたと思って売買下のに結局元に戻ってしまうのです。
特にレンジ相場でクロスが起きたときなどはあまり意味は持たないので相場に大きな変動が起きることはほとんどありません。
他にも相場の裏をかこうとする動きがあると、クロスが起きそうなタイミングの前で売買しておきクロスが出る頃には手放してしまうので、クロスが起きたタイミングではもう遅くなり相場が戻ってしまうと言うこともあります。
この動きはやはり大口で売買している上級者によって引き起こされるとも言えるので、初心者の売買数くらいでは太刀打ちもできず結局初心者は損切りもするので更に相場がゴールデンクロス、デッドクロスの定説から外れた動きをするのです。
わかりやすい指標だけに、こういった裏をかく動きもあることに注意して、他のテクニカル分析を交えながら利用していくことが重要です。
移動平均線は必ず先に出た相場の動きを元に作られるものなので、必ず動きにはタイムラグが発生します。クロスが発生したときにはもうその動きは弱まっていることもしばしば。
ゴールデンクロス、デッドクロスだけでは相場は価値残れないことを理解しておきましょう。
何日線を利用するべきなのか
さて、何となく移動平均線については理解できたとして、一番わからないことは何日線を利用するべきなのかということです。
短期線…5日
中期線…25日
長期線…75日
と言われることも多いですが、これは営業日の日数からの目安でよく言われる数字です。短期線が1週間、中期線が1ヶ月、長期線が3ヶ月と言ったところからです。
しかし、最近は土日休みになってきているので、
短期線…5日
中期線…20日
長期線…60日
と設定することも多いようです。長期線を120日(150日)という設定なども見られます。
結果的にこれが絶対というのはありません。とりあえずわからなければ、どちらかで設定してみると良いと思います。
先にも述べたように、ゴールデンクロス、デッドクロスだけでは実際の値動きの方向がわからないというのも事実だと思います。特に短期の投資ではゴールデンクロスやデッドクロスの信憑性はむしろ低いとも言えます。200日線などより長い期間でクロスが起きたときはある程度信頼できると捉えても良いと思います。
結局、移動平均線だけで勝ちを取っていこうとするなら、長期投資を意識したトレードしかないと思います。
相場感を掴むのには便利な指標なので、他のテクニカルを活用しながら上手く使っていきましょう。