ども、ねこのんです。
最近、また転職願望が出てきましたねこのんです。
以前はブラック企業からの脱却を目指し、とりあえず働きやすそうな所を選び今の仕事に就きました。
休日もちゃんとあるし、休みの日に連絡なんて来ないし、人材不足とは言えど、人もある程度居るのでちょっと大変なときもあるくらい。あとはクレームみたいなのはめんどくさいけど。
まぁ以前に比べればまったく平気です。
ただ、不満があるとすれば
給料が低い。
以前も低かったけど、今回も給料は低い。上げようと思うと、全国転勤とかも了承していかないと難しい。
高確率で転勤になるので中々…
結婚とか考えるとそろそろ職を考えないといけないかもしれません。
あと、もう1つあるとすれば以前バリバリ?管理職的な立場だったので、今の上司のやり方とかマネジメントのできなさ具合が気になって、何かイライラするときも。
まぁこの辺のことはまた書くことにして、先日以前の職場の人に会い相変わらずな仕事環境の話を聞き書きたくなりました。
アットホーム?なブラック企業
「アットホームな職場です」なんて一昔前は働きやすさを象徴する代名詞みたいなものでしたが、最近ではブラック企業の代名詞になりつつあることはご存じの方も多いでしょう。
働き方改革が叫ばれる中、今だに「アットホームな職場です」なんて求人を出しているところは注意が必要です。
もっと誇れることがあれば、アットホームなんて抽象的なアピールは必要ありません。そんなことを全面に出している時点でブラック臭がしてくるわけです。
アットホームな企業のおそろしさ
アットホームがなぜブラックなのかというと色々ありますが、会社を家族的な組織と同じ扱いをしているから。
特に家族経営で会社を大きくしてきたところは、社員が増えても同じスタンスで経営をします。
大半の家庭では、家族の行いに対して見返りを求めることはあまりないと思います。何かをやっても「ありがとう。」くらいの言葉があれば、家庭は円満であることが多いです。ちゃんとお礼をいってくれるなんて嬉しいと捉えることもあるくらいです。
でも会社でそれは危険。なんのために働いているのかといえば、まずは自身の生活のためであり、お金を稼ぐためです。仕事をしたのに相応の賃金が出ないけど、ありがとうの言葉だけで繋ぎ止める。場合によっては家族なんだからやるのが当たり前なんてスタンスで来ることも。
アットホームが行き違うと仕事がボランティアの様になり、みんな辛いんだとサービス残業をしたり、正当な報酬を要求しなくなったり、いわゆるブラック化が進んでいきます。
組織としての機能がない
さて、ねこのんの以前の会社はそんな感じでした。それがあたり前になって来ると、それに従わないやつは淘汰されていきます。
更に大して仕事が出来ないのに、愛想が良いから可愛がられたり、正当な評価がされません。とは言え可愛がられてる様に見えてそいつも良いように使われていたりもしますがね。
ねこのんが会社に入ったときは、まだ会社の規模が小さく、これから大きくしていくよ~と言った感じでした。
なので、ねこのんはその会社では結構古株で、会社を一緒に大きくしていけるなら夢もあるし、魅力もあります。
まぁ自営業が会社組織としてやっていこうと変わった瞬間でもありますね。
だから最初はまだよかったです。管理するものも少ないし、自分のやり方で成果が出ると嬉しいし、チャレンジできる環境でもあったので、やりがいもありました。
しかし、だんだんやることが増え、従業員も増え、管理が大変になって来ると組織としての未熟さが出てきます。
人数が増えて、それっぽく役職はついていったりはします。組織らしく社長がいて、その下ががいて(まぁその下が社長の奥さんで、実質の実権は奥さんみたいなもんでしたが…)、ねこのんはその下くらいの立ち位置でした。
3、4番手くらいです。まぁ零細企業と言え、バイトさんも含めれば数百人レベルになっていたので、組織としての仕組みはとても大切です。
しかし、人手が足りないところや、規模が大きくなっても、人材育成が上手くできないためにこちらの負担がどんどん増えて、役職による仕事以上に仕事が降りかかってきます。
一番きついのは、こちらが丁寧に育ててきたバイトさんたちを、ちょっと出来てないことがあったり、気に入らないことがあると怒鳴ったり、持論を畳み掛けるようにしゃべって、バイトさんを萎縮させること。そのせいで辞めてしまう人も多数いました。
そのせいで人手不足に陥り、さらに業務に終われてしまいます。
家族のように少数でいつでも一緒にいて互いがどんな人か理解できている時はよかったですが、規模が大きくなり普段関わりのない社長やトップの役員にいきなり説教されたらきついですよね。
組織の体だけあって、実際は何も機能しないトップダウンのようなやり方では、人は育ちません。
言いたいことがあっても、まずは直接管理している社員に指導させるべきです。
人材育成もそうだし、業務のマニュアルなどもあるようでない。ころころ思ったことを言っては変わる。
従業員を振り回す経営は、従業員を疲弊させ結果的に会社の利益に跳ね返ってきます。
ねこのんも5年くらい勤めてましたが、形を作ろうとしてはきちんと整わずあれやこれやと方針は変わり、仕事だけ増え収益は全然増えていきませんでした。
アットホームが危険な最大の理由
従業員同士の繋がりが強いのは悪いことではありませんが、何かトラブルなどが起こると対応を強要されることも起きます。
どうしても仕事が回らない、でも人は足りない。
そんなとき結果的に引っ張り出されるのが社員たち。
ねこのんも前の会社では、休日はあってないようなもの。何か起きれば連絡は来るし、休みだからと解放されることはありませんでした。
LINEグループがおそろしい
そして特にヤバイのがLINEの使用。今や大半の人が使用しているLINE。複数人のグループも作れるので、情報のやり取りにも便利です。
職場でグループがある人も今や結構いるかと思います。ただ単に雑談など仕事と関係ないところでのグループならいいですが、このLINEグループをがっつりルールなしに利用し出すとヤバイです。
家族LINEなんかなら、どの時間でもお構いなしにメッセージを送ることもあるでしょう。それをアットホームなブラック企業がやりだすと…
なんかヤバイ感じがしますよね。
実際ねこのんも前の会社ではLINEグループを使いだして、よりブラック化したと感じました。
最初は社員たち同士のやり取りくらいのグループが、何かにつけてて増えていく。
○○企画のLINEグループ
△△部所のLINEグループ
××報告用LINEグループ
…
とにかくLINEグループが増えていきました。ねこのんは立場的にほとんどのグループに入らざるを得なくなり…
仕事のLINEグループだけで、20近くはあったと思います。
一日に溜まるLINEの通知は100なんてくだりません。すごい数になります。
休みの日も関係なくLINEの通知が鳴り響きます(まぁほとんど通知切ってましたが)。
休みの日でも、何かトラブルがありLINEが来ても見たら最後、対応せざる終えません。
めんどくさいから無視して誰も対応していないと、「お前らLINE見てるだろ、助けようとか思わないのか」みたいな説教が来たり。
別に対応したところで何か手当てが出るわけでもなく、それどころか週1もないレベルの休みが潰されます。
あと、当然社用スマホなんてなく私物でやっています。
通常、向かい合って話すべき内容や指導までLINE任せになり、結果的にしっかり内容が伝わらなくして業務が滞ることもあります。
しかも、LINEを流してないから指導してないみたいなレッテルを貼られたり、真面目に直接時間作って教えてるのがバカらしいほどです。
LINEは便利ですが、あれもこれも多用している場合は超危険です。使うなら使うで、流す内容や使う時間はきちんと制限すべきです。
アットホームを見極めよう
アットホームの良いところは、上下関係も強すぎず、社長などトップとの距離感も近いので、気兼ねなく接することができることもあります。
そこに経営者としてる力を兼ね備えていれば、きっとそこはホワイト企業になります。会社も働きやすく上手く回るでしょう。
ただ家族経営スタイルから抜け出せず、従業員を育てる実力のない経営者だったら、早く仕事を変えることを検討しましょう。
上手くいっているときはやることを増やし、調子が悪いときはあれもこれもと手を出し取捨選択ができない。
そうやってどんな状況でも、余裕が生まれないので、仕事に追われ、サービス残業も生まれてなんとか対応するようになります。
結果、時間が奪われ、お金は増えず、仕事以外の世界が見えなくなってしまいます。
これはとてももったいないこと。
ねこのんは今の仕事で時間ができて、本当に色々なことを新たに始めたりすることができました。
しかも、こんな趣味からちょっとお金を稼ぐ副業に繋がったり。
休みなく働いて安い給料もらっていたのがバカらしかったと思います。せめてもう少し早めに辞めておけばよかったですね。
前述した通り、最初は経験という意味では、色んなことができた(やらされた)し、多少無茶をしても平気な身体になっていたと思います。
でも、それ以上は無意味。色々やらされた経験を上手く使って転職するのが吉ですね。
タイムイズマネー!
アットホームに気をつけて、働きやすい環境を目指しましょう(=^・・^=)